ワンコイン感覚の少額な保険料で数千円から数万円規模の給付金を受け取れる設計は、消費者にとって極めて魅力的だ。医療機関を受診し、簡易抗原検査で陽性と判定されたうえで、タミフルやゾフルーザといった抗インフルエンザ薬の処方を受けることが給付の基本トリガーとなる。単なる「風邪の診断」や、医師の処方を伴わない自宅療養では1円も支払われない。
見落としがちなのが、加入日から保障開始までのタイムラグだ。申し込み当日に発症しても給付の対象にはならず、一般的には数日間の免責期間が設定されている。「熱が出始めたから今すぐアプリで入る」という駆け込み加入は通用しない。流行の兆しが見えた段階で先手を打っておくことが、この少額補償を無駄にしない鉄則である。