エッジショットの決死の行動を語る上で欠かせないのが、ビルボードチャート上位を共に牽引してきたベストジーニスト(袴田維)との関係性です。
オールマイト引退後の不安定なヒーロー社会において、エンデヴァー、ホークス、ベストジーニスト、エッジショットの4名は、崩壊しかけた秩序を支える屋台骨でした。特にジーニストとエッジショットは、冷静な状況判断力と洗練されたプロフェッショナリズムを共有する「戦友」であり、互いの能力と精神性を深く理解し合っていました。
爆豪の胸に飛び込もうとするエッジショットをジーニストが一瞬制止しようとした場面は、盟友を失いたくないという人間的な情動の表れでした。しかし、エッジショットの「未来を担う若者をここで死なせるわけにはいかない」という覚悟の眼差しを見た瞬間、ジーニストは即座にサポートに回る決断を下します。自らの「繊維」を操る個性で死柄木の猛攻を食い止め、エッジショットが体内へ侵入するための足場と時間を死守したのです。
決戦後、極小サイズとなったエッジショットは、ジーニストの肩や手元に身を寄せる姿が描かれています。無駄な言葉を交わさずとも成立する2人の絶対的な信頼関係は、苛烈を極めたヒーロー社会における最も美しいバディシップの一つと言えます。