鰆の身質は水分が多くて柔らかく、上品な旨味を持っているため、さまざまな調理法と相性抜群です。特に味噌や醤油のタレが染み込みやすく、和食の定番料理でその真価を発揮します。
なかでも不動の人気を誇るのが「鰆の西京焼き」です。白味噌、みりん、酒を合わせた味噌床に切り身を1〜2日漬け込むことで、余分な水分が抜けて旨味が凝縮され、身がふっくらと焼き上がります。焦げやすいため、焼く直前に味噌をキッチンペーパーで優しく拭き取り、魚焼きグリルやフライパン用ホイルシートを使って弱火でじっくり火を通すのが失敗しないコツです。
西京焼き以外にも、醤油とみりん、酒に柚子の輪切りを加えた「幽庵焼き」や、サクサクの衣とジューシーな身がたまらない「竜田揚げ」、身のふんわり感を楽しめる「ムニエル」など、和洋を問わず幅広いレパートリーで美味しく味わえます。