土から芽が出た直後、種皮の殻が双葉にくっついたまま外れない「殻かぶり(ヘルメット状態)」に悩まされる場面がよく見られます。この状態を放置すると、双葉が光合成を行えず、葉が黄色く変色して成長が止まってしまいます。
正常な双葉の開き方へ導くには、無理に指で引っ張ってはいけません。幼い双葉をちぎってしまう危険があるため、霧吹きで殻に水分を吹きかけ、湿らせてふやかしてからピンセットなどで優しく取り除くのが安全な対処法です。
無事に殻が外れて双葉が開いた後は、すぐにたっぷりと日光に当てます。日陰に置き続けると茎ばかりが細長く伸びる「徒長(とちょう)」を起こし、病気や風雨に弱い貧弱な株になってしまいます。「発芽までは日陰で土の乾燥を防ぎ、双葉が開いたら半日以上日の当たる風通しの良い場所へ移す」というメリハリのある環境管理が健康な生育の秘訣です。