この夜間スイーツ現象の源流を辿ると、北海道・札幌のすすきの地区で独自に発展した「締めパフェ」文化に行き着く。飲んだ後の締めとして、旬のフルーツや手作りジェラートをふんだんに盛り込んだ本格パフェを楽しむこの習慣は、やがて東京へと上陸。「夜パフェ専門店 Parfaiteria bel」をはじめとする名店が、大人のための夜限定デザートというジャンルを確立した。
さらに、この高級パフェ文化をより手軽なテイクアウトスタイルへと落とし込み、全国的な旋風を巻き起こしたのが「21時にアイス」に代表されるスタンド型の店舗だ。大掛かりなイートインスペースを排し、小ぶりのカップに濃厚なソフトクリームと凝ったトッピングを凝縮させたスタイルは、ドライブスルー的気軽さと高いデザイン性を両立。地方都市のロードサイドから都市部の繁華街まで、瞬く間に「夜アイス」の店舗ネットワークを広げていった。