フリー転身後の2015年、竹中知華アナが下した最大の決断が、自費出版による写真集『ASAKARA』(あさから)の発売でした。大手出版社からのオファーに頼るのではなく、自ら制作費を出資し、スタッフを集めて制作したこのプロジェクトは、当時の出版業界やメディア関係者を大いに驚かせました。
自著の手記やインタビューにおいて、彼女はこの写真集を出版した動機について、以下のような胸中を明かしています。
「ずっと体型に対する周囲の目に悩み、隠そうとして生きてきました。でも、他人の評価に怯えて自分を否定し続けるのではなく、ありのままの自分を受け入れ、自分の意思で表現したかった」(当時の出版記念取材より要約)
この試みは、単なるタレントのグラビア進出とは一線を画すものでした。自らのコンプレックスや世間からの好奇の目を、主体的なクリエイティブへと昇華させた「エンパワーメントの表現」として、同世代の女性やメディア評論家からも高い評価を得ました。発売後は即座に重版がかかるなど商業的にも成功を収め、彼女が自立した表現者へと脱皮する決定打となったのです。