麻生太郎氏の家系図をさらに過去へ遡ると、日本が近代国家へと脱皮した明治維新の原点にまで到達します。麻生氏から見て大久保利通は高祖父(4代前の先祖・ひいひいおじいさん)、麻生氏は大久保利通の玄孫(げんそん)にあたります。
この歴史的な血のラインを整理すると、驚くほど整然とした近代日本のエリート史が浮かび上がります。
- 大久保利通:明治維新を主導した「維新の三傑」のひとり(高祖父)
- 牧野伸顕:大久保利通の次男で、伯爵・内大臣・外務大臣を歴任(曾祖父)
- 吉田茂:牧野伸顕の娘・雪子と結婚し、第45・48〜51代内閣総理大臣へ(祖父)
- 麻生和子:吉田茂の娘であり、麻生太賀吉に嫁ぐ(母)
- 麻生太郎:第92代内閣総理大臣(本人)
牧野伸顕はパリ講和会議の日本代表次席を務め、昭和天皇からの信頼も極めて厚かった重臣でした。大久保利通から牧野伸顕、吉田茂、そして麻生太郎氏へと受け継がれたのは、単なる名家としてのプライドだけでなく、「国際社会の中で日本をどう立ち位置づけるか」というリアリズム外交の精神でもありました。