「汗が目立たない」と一口に言っても、そのアプローチはブランドによって様々だ。現在の主流は、生地の表裏で異なる加工を施す「二層構造テクノロジー」である。肌に触れる裏面には吸水速乾性に優れた素材を配置し、汗を素早く吸い上げて拡散させる。一方で、周囲の目に触れる表面には強力な撥水(はっすい)加工を施すことで、水分が外側に染み出すのを徹底的にブロックする仕組みだ。
これにより、内側はしっかりと汗を吸ってサラサラな着心地を保ちながら、外見上は全く濡れていない状態をキープできる。ナノレベルの繊維改質技術が進んだことで、かつてのような「ゴワゴワしたカッパのような質感」は過去のものとなり、綿100%と見紛うほどの柔らかい風合いを実現している点も見逃せない。