ポートレート撮影やSNS向けの自撮りにおいても、上目遣いの原理原則は共通しています。写真撮影で最も多い失敗は、顎を引きすぎて二重顎になってしまったり、上からの影で目元が暗く沈んでしまう現象です。
スマートフォンで撮影する場合、カメラの位置を目線より20〜30cm高く構え、レンズを斜め下約20度に向けます。このとき、首だけで顎を引くのではなく、「首を少し前に伸ばしてから顎を軽く引く」のがポイントです。首回りの皮膚が引っ張られ、フェイスラインが劇的にスッキリと写ります。
さらに決定的な差を生むのが瞳のハイライト(キャッチライト)です。上目遣いは構造上、眉骨の影が瞳に落ちやすいため、正面やや斜め上から柔らかい光を当てるか、レフ板・白い机の反射を利用して瞳の下側に光を入れます。黒目の中に丸い光の粒が宿るだけで、生命感と透明感が格段に向上します。