開咬の治療法は、症状の重症度やライフスタイルに合わせて複数の選択肢が存在します。かつてはワイヤー矯正が主流でしたが、現在では透明なマウスピースを用いた治療も急速に普及しています。
軽度から中等度の開咬であれば、マウスピース型矯正装置(インビザラインなど)での治療が非常に有効です。マウスピースは奥歯を骨の中に沈める動き(圧下)を得意としており、これが開咬の改善に有利に働くため、目立たずに治したい芸能人や社会人に選ばれています。
全体的な歯並びの乱れを伴う場合は、最も確実性の高いワイヤー矯正(表側・裏側)が適用されます。費用の相場は全体矯正で約80万円〜150万円、治療期間は1年半〜3年程度が一般的な目安です。治療後は元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐため、保定装置(リテーナー)の装着と舌のトレーニング(MFT:口腔筋機能療法)を並行して行うことが成功の必須条件となります。