一見すると、一回叫ぶくらい大した影響はないように思えるかもしれない。だが、厳しい高山地域に生きるマーモットにとって、無駄なエネルギー消費はそのまま「冬の死」を意味する。
マーモットは一年のうち約7〜8か月間を地下の巣穴で冬眠して過ごす。短い夏の間、彼らは休む間もなく高山植物を食んで脂質を蓄えなければならない。人間の接近によって何度も警戒態勢を取らされ、叫び声を上げて逃走を余儀なくされると、貴重な採餌時間が削れてしまう。研究データによると、人間によるストレス頻度が高いエリアのマーモットは、平均して体重増加量が15%以上低く、冬眠成功率が顕著に低下しているという。