アリババの歴史を語る上で欠かせないのが、第5弾で初登場した若神子時代「騎神アリババ」からの系譜です。他の若神子が勇敢に先頭を切る中で、騎神アリババはどこか孤高でマイペース、眠たげな表情を見せるなど、独自の個性を持った人気キャラクターでした。
第11弾において、仲間たちとともにアリババ神帝へとアーマー進化を遂げた際、ファンの期待は最高潮に達しました。しかし、7神帝の中で彼だけが唯一「聖一本プラグ」を最後まで完全に差し込むことができず、パワーの安定性を欠いていたという裏設定が存在します。この「未完の強さ」と「危うさ」こそが、デビルホールへの転落を引き寄せてしまった構造的要因でした。
神話やアラビアンナイトをモチーフにしたエキゾチックな意匠と、常に運命の影を背負わされた儚さ。アリババ神帝が7神帝の中でも別格の人気と同情を集め続ける理由は、この緻密なドラマ設定にあります。