当時のモバイル市場において、5000mAhというバッテリー容量は圧倒的な数字だった。一般的な端末が2000〜3000mAh程度にとどまっていた時代に、本機は動画視聴や長時間のナビゲーションでも充電器を必要としない異次元の連続駆動時間を実現していた。ヘビーユースでも丸2日、ライトユースであれば3日以上無充電で使い倒せるスタミナは、まさに「雷神」の名に恥じない衝撃的な性能だったと言える。
給電規格や急速充電の制御技術がまだ途上であったにもかかわらず、これほどの電力量を薄型筐体に詰め込んだ設計思想は特筆に値する。充電の心配から解放される感覚は、当時のユーザーにとって強烈な体験となった。