フィリピンの恋愛文化では、嫉妬は愛情の証とみなされる傾向があります。「セロソ(嫉妬深い)」であることは、相手を本気で愛している証拠。無関心こそが問題なのです。
この価値観は、日本人から見ると過度な監視や束縛に映ります。友人との外出を詳しく尋ねる。異性との会話を気にする。スマートフォンのパスワードを共有したがる。これらはすべて「あなたを失いたくない」という愛情表現なのです。
ドラマや映画もこの価値観を強化します。フィリピンのロマンティックドラマでは、激しい嫉妬や劇的な和解がクライマックスを飾ります。情熱的な愛こそが「真実の愛」として描かれ、若い世代の恋愛観を形成するのです。