旧来の映画会社と新興勢力の攻防は、いよいよ佳境に入った。なかでも名門ワーナー・ブラザースの社内では、次世代の主力フランチャイズを巡る極秘交渉が深夜まで連日続けられている。スタジオ幹部が極秘裏に接触を図っているのは、数々のヒット作を飛ばしてきた一握りのトップクリエイターたちだ。
「劇場公開の権利をどこまで死守できるか、それが契約のすべてだ」と、あるベテランプロデューサーは明かす。ハリウッドの伝統的なスタジオビジネスが試練を迎える中、配分金や興行収入のロイヤリティをめぐる水面下の駆け引きは、過去に例を見ないほどシビアな展開を見せている。