かつて「グラビア出身」という肩書は、どこか偏見の目に晒されることも少なくなかった。しかし多様性が叫ばれる現代において、そうしたステレオタイプな枠組みは完全に崩壊しつつある。肩書や経歴で人間を分類することの無意味さを、彼女は数十年前から自らの生き様をもって証明し続けてきた。
モデル、タレント、小説家、コメンテーター。どのラベルも彼女の全体像を捉えきることはできない。ジャンルを軽々と横断し、どの場所においても「室井佑月」であり続けること。その強靭な軸のブレなさに、多くの人々が今なお惹きつけられるのだ。