SNSやネット掲示板、Q&Aサイトを定点観測すると、シリアルコードを巡るプレイヤーの生々しい声とトラブルの痕跡が多数確認できます。編集部が主要コミュニティで確認された投稿動向を精査したところ、以下のような悲痛な書き込みが日常的に繰り返されていました。
「YouTubeのショート動画で『限定コードを入力したらオーブ500個配布』と紹介されていたサイトに登録したが、アンケートを何十問も答えさせられた挙句、最後は無関係なクレカ登録を要求された」「知恵袋でコードの入力場所を聞いたら、怪しいLINEアカウントに誘導されてアカウントを乗っ取られそうになった」――これらは氷山の一角に過ぎません。
ネット上に氾濫するいわゆる「モンストオーブ引換コード」の99.9%は、悪質なアフィリエイト業者やフィッシング詐欺グループが仕掛けた罠です。彼らは「コードの発行には無料会員登録が必要」「指定アプリを3本インストールすればコードが表示される」と偽り、仲介報酬(成果報酬)をだまし取ります。最終的に表示されるコードは、当然ながらモンストのゲーム内では一切認識されない無価値な文字列です。
ガチャを回したい、新春限定キャラやコラボ限定キャラを手に入れたいという焦燥感や射幸心は、人間の認知を歪めます。「公式が密かに裏コードを配っているのではないか」という認知バイアスに囚われた瞬間、サイバー犯罪者の格好の標的になってしまうのです。