一方で、ドライカレーは日本独特の進化を遂げた和製英語のメニューだ。その歴史は古く、明治時代に日本郵船の客船「三島丸」の食堂で考案されたものがルーツとされている。船旅で汁物のカレーがこぼれないようにと工夫されたのが始まりだ。
ドライカレーの定義は「汁気がないこと」に尽きる。日本においてドライカレーと呼ばれるものには、大きく分けて3つのスタイルが存在する。1つ目は、ひき肉と野菜を炒めて汁気を飛ばし、白いご飯の上にかけるスタイル。2つ目は、カレー粉とご飯を一緒に炒めた、いわゆる「カレーピラフ」や「炒飯」に近いスタイル。そして3つ目が、ドライカレーの具をご飯に混ぜ込んだスタイルだ。いずれも「水分が極めて少ない」という共通点がある。