30代女性の体臭は、全身から均一に出るわけではありません。皮脂腺が密集し、汗と混ざり合いやすい特定のパーツに集中して発生します。
最も注意すべき発生源が頭皮です。頭皮の皮脂腺密度は顔のTゾーンの約2倍にも及びます。髪の毛に覆われているため熱や湿気がこもりやすく、ジアセチルやペラルゴン酸を生み出す皮膚常在菌が繁殖するには絶好の環境です。夕方になると髪の根元から酸化した油のような匂いが漂うのはこのためです。
見落としがちな盲点が耳の後ろからうなじにかけてのエリアです。耳の後ろにはアポクリン汗腺や皮脂腺が多く分布しているにもかかわらず、洗顔時や洗髪時に洗浄が甘くなりやすい「洗い残しの死角」となっています。寝ている間に枕カバーへ匂いが移る最大の原因も、頭皮とうなじから分泌された皮脂の付着にあります。