毎月の訓練がマンネリ化する最大の要因は、全園児に同じ行動を一律で求めてしまう点にあります。質の高い訓練を行うためには、年齢ごとの発達段階に即した「ねらい」の設定が不可欠です。
保育所における地震避難訓練の指導案を作成する際は、以下のようにクラスごとの達成目標を細分化して設定します。
【年齢別のねらい設定例】
・0歳〜1歳児:保育者の誘導に身を委ね、落ち着いて身体の安全を確保される心地よさと信頼感を保つ。
・2歳児:保育者の指示を聞き、その場にしゃがんで頭を守る姿勢(ダンゴムシのポーズ)を覚える。
・3歳〜5歳児:地震の合図で危険な場所(窓ガラス、倒れやすい棚)から自ら離れ、約束事を意識して避難行動をとる。
指導案には単に「園庭へ避難する」と書くのではなく、「主幹保育士が不在の場合」「調理室から出火した場合」など、保育士側の行動目標や想定トラブルまで明記しておくことで、いざという時の対応力が格段に向上します。