時計の針をあの騒動の渦中に戻す。世間が騒然となったのは、週刊文春による突如のスクープだった。都内にある白濱の自宅マンションから早朝に出てくる峯岸の姿が生々しい写真とともに報じられると、瞬く間に情報は列島を駆け巡った。
当時のAKB48はミリオンセラーを連発する国民的アイドルグループの頂点に君臨していた。一方の白濱亜嵐もまた、EXILEのDNAを受け継ぐ新進気鋭のグループとしてデビューしたばかりの重要局面。双方のファンのみならず、世間全体がこの報道に過剰なまでの反応を示した。
直後に起きたのが、前代未聞の「坊主頭による謝罪動画」の公開である。事務所の指示ではなく、自らの衝動と後悔から髪を切り落とした峯岸の姿は、海外メディアのBBCやCNNでも「日本のアイドル産業の過酷な現実」として大々的に報じられた。恋愛ひとつでここまで追い詰められるのか。議論が沸騰するなか、両者のキャリアは暗礁に乗り上げたかに見えた。