検索エンジンの画像タブやSNSのタイムラインには、時折「放送事故の瞬間」と銘打たれた画像が浮上する。だが、報道機関のファクトチェック手法を用いてそれらの画像を詳細に検証すると、その大半が悪意あるフェイクであることが判明する。
動画の残像現象によって生じるブレ部分を強調し、肌色のグラデーションを強引に影に見せかけた画像。あるいは、第三者が画像を低解像度化し、暗部をデジタルレタッチしてあたかも露出しているように装った歪曲画像だ。センセーショナルなサムネイルでクリック数を稼ぐトレンドサイトの構造が、「失敗画像」という都市伝説を長年にわたって生き長らえさせている最大の要因と言える。