今年の芸能界における最大のトピックは、間違いなく「平成のテレビ黄金期」を駆け抜けたトップ女優たちが次々と40代の門を叩いたことだろう。綾瀬はるか、北川景子、石原さとみ、満島ひかり——テレビドラマの視聴率を牽引し続けてきた彼女たちが40代に突入したことで、層の厚みは一気に増した。
かつては30代後半から40代にかけて、女優の役柄が母親役や脇役に狭まる傾向があった。しかし今は違う。彼女たちは20代の頃からの圧倒的な知名度に加え、年齢とともに培った人間性の深みを武器に、鋭い社会的メッセージを持つサスペンスから重厚なヒューマンドラマまで、第一線で主演を張り続けている。市場の購買力を持つ大人の視聴者層をがっちり掴んでいる点も強い。