金木犀と銀木犀の決定的な違い!香りと葉で見分けるプロの観察術

金木犀と銀木犀の決定的な違い!香りと葉で見分けるプロの観察術

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学術的な背景に目を向けると、この2つは実に興味深い関係性を持っている。学術上、ギンモクセイ(Osmanthus fragrans)が基本種であり、キンモクセイ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)はその変種として位置づけられている。つまり、植物分類学の歴史においては、銀木犀こそが「本家」であり、金木犀はその派生形なのだ。

日本の植物学の父として知られる牧野富太郎博士の研究資料や、国立科学博物館に収蔵されている標本群を紐解くと、中国大陸から渡来した歴史が鮮明に浮かび上がる。ギンモクセイは江戸時代初期以前に日本に渡来したとされ、その後、より香りの強く華やかな変種であるキンモクセイが持ち込まれた。

日本国内に存在するキンモクセイのほとんどは雄株であり、雌株がほぼ存在しないため、実を結ぶことがない。挿し木によって増やされ全国へ広がったクローンである点も、植物マニアの好奇心を刺激してやまない事実だ。

森 瞳
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森 瞳

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