湯の川温泉の大きな強みは、宿泊せずともその恩恵を十二分に享受できる柔軟な観光インフラにあります。
市電「湯の川温泉」電停のすぐそばに位置する無料の足湯「湯巡り舞台」は、観光客や地元住民の憩いの場です。東屋風の落ち着いた造りで、散策途中に靴下を脱いですぐに温まることができます。市電の1日乗車券を活用すれば、函館駅前や五稜郭公園、元町ベイエリアから乗り換えなしでアクセスでき、移動ストレスを最小限に抑えられます。
本格的な日帰り入浴を求めるなら、選択肢は2系統に分かれます。洗練されたリゾート空間と津軽海峡の眺望を楽しみたい場合は「湯の川プリンスホテル渚亭」などのホテル日帰りプランが適しています。一方、昭和レトロな風情と強烈な熱湯(44度前後)を体感したい温泉ツウには、地元住民に愛される「大盛湯」や「日の出湯」といった公衆浴場が隠れた名所として高評価を得ています。加水・加温を極力抑えた新鮮な源泉をワンコイン程度で堪能できる点は、大手ホテル滞在では味わえないリアルな体験と言えます。