目の周りのブツブツの正体と治し方|皮膚科治療と費用・セルフケアの落とし穴に関する話題のニュースを速報でお届けします。最新情報を求める方は必見です。
目元の皮膚はわずか0.5ミリ前後と、顔の中でも極めて薄くデリケートな部位です。そのため皮膚トラブルが隆起として表面化しやすく、見た目は似ていても皮膚内部で起きている現象は全く異なります。「目の周りの白いブツブツ」をはじめとする代表的な4つの疾患について、そのメカニズムを紐解きます。
疾患名特徴・見た目・発生部位主な発生原因標準的な治療法稗粒腫(はいりゅうしゅ)1〜2mm程度の白〜乳白色の硬い球状の粒。まぶたや目の下に多発。毛穴や汗の管の未発達、ターンオーバーの乱れによる角質の蓄積。針穿刺による角質圧出(保険適用)、炭酸ガスレーザー。汗管腫(かんかんしゅ)肌色〜わずかに褐色の扁平な盛り上がり。目の下に融合して広がりやすい。エクリン汗腺の導管組織の良性増殖。遺伝的要因や女性ホルモンが関与。炭酸ガスレーザー、高周波(AGNESなど・自由診療)。眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)上まぶたの内側に生じる黄色〜橙色の平らで柔らかい隆起。血中脂質(コレステロール)を貪食したマクロファージの沈着。内科的脂質コントロール、外科的切除、レーザー蒸散。マイボーム腺梗塞・ものもらいまつ毛の生え際付近にできる白い点、または赤く腫れて痛みを伴う隆起。皮脂腺の詰まり、または黄色ブドウ球菌等の細菌感染。眼科での点眼薬・眼軟膏の処方、温罨法、切開排膿。
「目の下のブツブツ=脂肪の塊」と俗称されるものの多くは、実際には稗粒腫です。内部に含まれているのは脂肪ではなく、皮膚の新陳代謝で剥がれ落ちるはずだったケラチン(角質)の塊です。触るとコリコリとした硬さがあるのが特徴です。
一方、30代以降の女性に多く見られる汗管腫は、汗を分泌する管が皮膚の深層(真皮層)で異常増殖したもの。平らで少し凹凸があり、思春期以降や更年期にかけて徐々に数が増える傾向があります。また、上まぶたの内側に黄色っぽい平らなふくらみが生じる眼瞼黄色腫は、高脂血症(脂質異常症)が背景に存在することが少なくありません。