発端は限られた仲間内だけに見せるつもりだったTikTokのショート動画だった。しかし、身内の悪ノリで済むはずの映像は瞬く間に外部へと流出。悪質なインフルエンサーの手によってX (旧Twitter)に転載されるや否や、怒涛の勢いで拡散され、トレンドを独占した。
警察の初動も迅速だった。岐阜県警は現場検証を経て、少年を威力業務妨害罪の非行事実で岐阜家裁へ送致。業務を麻痺させ、無数の従業員と利用客を危険に晒した代償は、警察による家宅捜索と取り調べという冷酷な現実となって少年に降りかかった。悪ふざけの境界線は、刑法に抵触する明確な犯罪行為へと完全に踏み越えられていた。