厚生労働省が実施する調査結果を学歴別・男女別に細分化すると、40代会社員の報酬格差は実に多様だ。大卒・大学院卒の男性であれば、40歳前後で役職に就くケースが増加し、年収中央値も500万円台半ばへと上昇する傾向がある。一方で、高卒男性の場合は現場叩き上げでのキャリア形成が多く、中央値は380万〜420万円程度で推移するケースが見られる。
男女間の格差も依然として根強い。女性の40代年収中央値は300万〜350万円付近にとどまることが多いが、これは出産や育児に伴うブランク、あるいは短時間勤務や非常勤への切り替えといった構造的要因が大きく影響している。ただし、キャリアを中断せずに昇進を重ねてきた総合職女性においては、男性と同等以上の報酬を得る事例も確実に増えており、二極化が加速しているのが現代の特徴だ。