2010年代、クールジャパン政策やインターネットの波に乗り、日本のポップカルチャーは爆発的に海外へ広がった。アニメやマンガと並んで国際的な注目を集めたのが、原宿の「Kawaii」ファッションである。
皆方玲奈はその文化大使としての役割も担った。国内最大級のイベント「HARAJUKU KAWAII」への出演はもちろん、アメリカ・テキサス州ヒューストンで開催される巨大カルチャーイベント「ANIME MATSURI」など、海外のコンベンションにもゲストモデルとして招聘された。
言葉の壁を超え、ステージの上に彼女がロリータドレスを身にまとって姿を現すと、会場を埋め尽くした海外のファンから悲鳴のような歓声が上がった。何世紀も前のヨーロッパで生まれた服飾要素が、現代の東京で再解釈され、皆方玲奈というモデルを通じて再び世界へと循環していく。彼女はまさに文化交流の第一線に立つアイコンだった。