地方都市の大型商業施設や百貨店の跡地に、次々とロピアの看板が掲げられている。イトーヨーカドーをはじめとする大手スーパーの撤退跡地へ電撃的に居抜き出店を決めるスピード感は、業界内でも驚異的なものとして受け止められている。関東圏を起点とした出店攻勢は、関西、中部、九州、さらには東北や北海道へと急速に波及しており、いまや全国規模のドミナント形成が進む。
ここで注目すべき最新情報として、単独出店だけでなく、グループ企業の総力を結集した大型フードテーマパーク型モールの展開が挙げられる。青果、鮮魚、精肉、惣菜の各部門がまるで専門店街のようにしのぎを削る売り場づくりは、これまでのスーパーが目指してきた効率重視のオペレーションとは完全に一線を画す。出店戦略の詳細まとめを分析すると、あえて人口密度の高い都市近郊のロードサイドや郊外型SCの核テナントをピンポイントで狙い撃ちにし、広域からの集客を根こそぎ奪う戦略が明確に浮かび上がってくる。