銀行業界の取材においても、「ダイヤモンド 伊比井」の連載や特集記事は強烈な存在感を放つ。三菱UFJ、三井住友、みずほの三大メガバンクはもちろん、金利引き上げ局面や人口減少に直面する地方銀行の生き残り戦略に焦点を当ててきた。
みずほフィナンシャルグループのシステム障害と人事抗争
相次ぐシステム障害で社会問題化したみずほFGに対し、旧3行(第一勧業、富士、日本興業)の派閥意識が及ぼした弊害を可視化。表向きの記者会見では語られない旧行出身者同士の権力闘争や、内部監査の実効性の欠如を暴いたレポートは、金融庁の行政処分とも連動するほどのインパクトをもたらした。
地銀淘汰のカウントダウンとSBIグループの影
SBIホールディングスによる「地銀連合」構想や、地域金融機関の経営統合劇についても、伊比井氏は決算書上の数値異常と経営陣の人間関係から真実を浮き彫りにする。地銀の含み損リスクや不良債権問題に関する警告は、投資家にとって不可欠な分析となっている。