ここで、一般的なレビューでは触れられにくい「盲点」を指摘しておきたい。業務用の大容量ポテトサラダは、家庭用の少量パックとは設計思想が異なる。味付けが濃いめなのは、解凍後の味ボケを想定した味設計だからだ。冷凍食品は解凍過程で風味が落ちるため、メーカー側は「食べ頃の味」を基準に、やや強めの調味を行っている。
したがって、「そのまま食べると塩辛い」「酸味が強すぎる」と感じるのは、ある意味で想定内の反応。業務スーパーのポテトサラダは、「半解凍状態で食べる」「加熱調理で味を飛ばす」「他の食材と和える」ことで真価を発揮する商品なのだ。
解凍の失敗例として最も多いのが、常温放置による水分分離。パックのまま冷蔵庫で6〜8時間かけてゆっくり解凍するのが基本で、急ぐ場合は流水解凍がよい。電子レンジの解凍モードはムラが出やすいため非推奨。この一手間を惜しむと、じゃがいもが水っぽくなり「まずい」評価につながる。