パワーボードの圧倒的な強みは、その内部構造に秘められている。肉眼では見えない微細な独立気泡が密に配置されており、これが驚異的な物性を生み出す源泉となっている。
木造躯体の負担を最小化する比重0.6の驚異
コンクリートと聞くと「重重しい」という印象を持つかもしれない。しかし、パワーボードの比重はわずか0.6。普通のコンクリートの約4分の1という軽さだ。水に浮くほどの軽量性である。この軽さが、地震時の建物への負荷を劇的に抑える。木造軸組や2×4工法の構造体に無駄な荷重をかけず、耐震性を高める上で大きなアドバンテージとなる。
無機質素材が約束する60年耐用の本質
基材はセメント、珪石、生石灰などの完全な無機質原料から作られる。オートクレーブと呼ばれる高温高圧蒸気養生窯でトバモライト結晶を形成させるため、有機物のような経年劣化を起こさない。日差しにさらされても反らない。狂わない。腐らない。メーカーの設計耐用年数が60年以上とされる理由は、この無機物特有の物理的安定性にある。