『俺は男だ!』の映像美を支えたのが、開放感あふれる数々のロケーションです。作品の象徴である青葉高校の校舎シーンの多くは、山梨県上野原市にある日本大学明誠高等学校などで撮影が行われました。緑豊かな丘陵地に広がる校舎やグラウンドは、青春の汗を流す舞台として完璧な佇まいを見せていました。
また、主人公たちが悩み、疾走し、語り合った海岸のシーンは、神奈川県の鎌倉・江の島周辺や三浦半島が主な撮影場所として使われました。砂浜を竹刀を持って全力疾走する弘二の姿や、夕暮れの海辺で操と向き合うカットは、昭和の映像史に残る屈指の叙情シーンです。
これらのロケ地は半世紀が過ぎた現在も面影を残しており、昭和レトロやロケ地巡りを愛好するファンが足を運ぶ聖地となっています。当時の風景と現在の街並みを比較しながら歩くことで、画面越しに伝わってきた熱狂の空気を肌で感じることができます。