撮影現場の雰囲気を知る関係者からは、出演陣の息の合ったやり取りについての目撃談が次々と寄せられている。今泉組といえば、役者の自然体なアプローチを極限まで引き出す演出スタイルで知られるが、今回も台本にないアドリブやハプニングがそのまま本編に採用されたシーンが多々あるという。
主演キャストはクランクイン前、実際に和菓子職人の指導を受けながら数週間にわたる役作りに励んだそうだ。作業に没頭するあまり手指にタコができたという逸話や、合間に共演者同士で焼き上がりの出来栄えを競い合っていたという笑い話まで、現場は常に温かい熱気に包まれていた。演者同士のリアルな関係性が、劇中の息の合った掛け合いにそのまま反映されている。