2人の出会いは、小野氏が浦和レッズの中心選手として日本中から熱い視線を浴びていた大学時代に遡ります。共通の知人を介した食事会で知り合い、お互いの誠実な人柄に惹かれ合って自然と交際へと発展しました。
転機となったのは、2001年夏のオランダ・名門フェイエノールトへの移籍です。若干21歳という若さで海外挑戦を決断した小野氏は、「異国の地で挑戦するなら、千恵子さんと一緒に行きたい」という強い覚悟を胸にプロポーズ。2人は移籍直前の2001年7月に婚姻届を提出し、そのまま揃ってオランダ・ロッテルダムへと渡りました。
言葉も文化も異なるヨーロッパの地で、千恵子さんは慣れない自炊や栄養管理を懸命に学び、海外特有のプレッシャーや怪我に苦しむ小野氏を精神面・食事面の両方からサポート。フェイエノールトでのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)制覇という歴史的快挙の裏には、間違いなく若き妻の献身がありました。