サザンオールスターズの歴代メンバーにおいて、大森隆志が残した功績は計り知れません。青山学院大学の学生時代、桑田佳祐や関口和之らとともにバンドを結成した初期メンバーの筆頭であり、バンド名に「サザンオールスターズ」という名を冠するきっかけを作ったキーパーソンのひとりとしても広く知られています。
1978年のデビュー曲「勝手にシンドバッド」から黄金期を彩った数多のヒットナンバーにおいて、大森が奏でる鋭くもメロディアスなギターリフは、サザン独自の“和洋折衷ロックサウンド”を形作る決定的な要素でした。情熱的なカッティングやブルースフィーリング溢れるソロワークは、桑田のハスキーなボーカルと絶妙なコントラストを生み出し、黎明期から国民的バンドへと駆け上がる原動力を担いました。
ギタリストとしての確かな実力と派手なステージアクションは、当時のライブキッズを熱狂させ、サザンのロック色を最も色濃く体現する存在として愛されていました。