仲村トオルの筋肉の代名詞として今なお語り草となっているのが、2004年公開の大ヒット映画『海猿 ウミザル』です。彼が演じた潜水士・池澤真樹は、主人公のバディであり冷静沈着なプロフェッショナル。劇中で披露されたウェットスーツ姿や上半身裸のシーンでは、彫刻のように刻まれた腹筋と盛り上がった大胸筋がスクリーンを支配し、観客やメディアに凄まじい衝撃を与えました。
彼がこれほど過酷な肉体改造に挑んだ理由は、単なる見栄えのためではありません。命懸けで人命を救う海上保安庁の潜水士というリアリティを表現するため、「本物の身体を作らなければ説得力が生まれない」という役者としての矜持でした。共演した伊藤英明をはじめとするキャスト陣とともに連日ハードな潜水訓練と筋力トレーニングに明け暮れ、本物のレスキュー隊員と見紛うレベルまで肉体を追い込んだ経験が、現在のトレーニング習慣の確固たる礎となっています。