ZOOは、テレビ朝日の伝説的ダンス番組『Club DADA』の出演者を中心に、1989年に結成され1990年にシングル「Careless Dance」でメジャーデビューを果たしました。当時のJ-POPシーンでは珍しかった「本格的なストリートダンサーと実力派女性ボーカルが融合したユニット」として、瞬く間に若者のカリスマ的存在へと駆け上がります。
彼らの存在を決定づけたのが、1991年にリリースされた4枚目のシングル「Choo Choo TRAIN」です。中西圭三が作曲を手がけたこの楽曲は、JR東日本の大型スキーキャンペーン「JR SKISKI」の初代CMソングに抜擢され、100万枚を超えるミリオンセラーを記録しました。冒頭でメンバーが縦一列に並んで円を描くロールダンスは、日本のポピュラー音楽史に残るアイコニックな振り付けとして定着しています。
それまでアンダーグラウンドのカルチャーであったヒップホップダンスやニュージャックスウィングを、誰もが親しめる王道のメジャーエンターテインメントへと昇華させた功績は極めて大きく、TRFやEXILEへと続く90年代ダンスボーカルグループの確固たる礎を築き上げました。