開店と同時に人が雪崩れ込んだのは、会場最奥に位置する海鮮弁当のコーナーだ。今年の目玉は、数年前なら躊躇したであろう「1折3,500円〜4,000円」という強気のプレミアムラインである。しかし、売り場には気後れする様子など微塵もない。
「たまの贅沢だから、一番いいやつを」——そう話すのは、開場30分前から並んでいたという50代の夫婦だ。目の前で豪快に盛られる牡丹海老、艶やかな生ウニ、そして弾けんばかりのイクラ。2026年の海鮮丼は、量を盛るだけでなく、自社船を持つ知床の漁師から直接買い付けた生ウニなど、「産地と獲れ高のストーリー」を前面に押し出すスタイルの展示が際立っている。