2026年、ノンタンは誕生50周年という大きな節目を迎えた。全国各地で開催されている記念巡回展や体験型ポップアップショップには、早朝から多くのファミリー客が詰めかけている。特徴的なのは、かつて子ども時代にノンタンを読んで育った30代〜40代の親たちが、さらにその上の祖父母世代とともに、我が子を連れて来場している点だ。
都内の展示会場で話を聞いた40代の母親は、「自分が幼い頃に母に読んでもらった絵本を、今は自分の子どもに読み聞かせています。展覧会で当時の原画を見て、思わず涙が出そうになりました」と語る。単なるキャラクターグッズの展開にとどまらず、世代間をつなぐ「体験価値」としてノンタンが再評価されている。