いま、神戸・三宮の駅周辺は大きな変革の時代を迎えている。真新しい高層ビルや最新の複合施設が建設ラッシュを迎える中で、地元の人々が「迷ったらここへ行く」と口を揃えるのがこの場所だ。時代がどれだけ移り変わろうとも、変わらない上質なホスピタリティと、時代の風を巧みに取り入れるフレキシビリティ。その二つが見事に同居している。
エントランスを抜けると、外のざわめきが嘘のように引いていく。吹き抜けから差し込む柔らかな光が館内を包み込み、通りを行き交う人々の表情にもどこか余裕が感じられる。都市の構造が変わろうとも、ここは相変わらず市民の暮らしの中心軸であり続けているのだ。