次回作への期待が高まるあまり、SNSやネット掲示板では事実無根の噂や誤解が独り歩きするケースが見られます。報道データに基づいて、主な誤解の真相を整理します。
第1の誤解は、一時ネット上で囁かれた「新海誠監督の引退説・長期休養説」です。この噂の発端は、『すずめの戸締まり』のプロモーション終了時に監督が「これ以上作れるのかというほど全てを出し切った」「少しの間、映画から離れて頭を空っぽにしたい」と漏らした率直な心情吐露が、過剰に尾ひれをつけて拡散されたことによるものです。実際にはコミックス・ウェーブ・フィルムとの強力な制作体制のもとで次回作のプリプロが進められており、引退などあり得ない事実無根のデマであることが確認されています。
第2の誤解は、「次回作の舞台はすでに特定の地方都市に決定している」という聖地予測の噂です。『すずめの戸締まり』で九州から東北までの日本列島縦断を描いたことから、「次は北海道や沖縄がメインになるのではないか」といった憶測が飛び交っています。しかし、新海監督自身の手記やインタビューによれば、作品の舞台は「描きたいテーマと主人公の感情のベクトル」に合わせて有機的に決定されるものであり、単なる地域誘致的な意図で設定されることはありません。監督が徹底した現地ロケハン(シナリオハンティング)を重ねるスタイルを貫いている以上、ロケーションの全貌は公式発表まで厳重に伏せられています。