十干十二支(じっかんじゅうにし)の組み合わせは全部で60通り存在し、その43番目に位置するのが「丙午」です。古代中国で成立した陰陽五行説において、「丙(ひのえ)」は「火の兄」を指し、燃え盛る陽の火を象徴します。さらに十二支の「午(うま)」もまた季節では盛夏、五行では火の属性に分類されます。
すなわち、「天も火、地も火」という強力無比な火性の重複が生じる年回りであり、古くは「火災が多い年」「万物が極限まで繁茂して勢いが激しい年」と解釈されていました。自然界の激しいエネルギーを象徴する暦の組み合わせが、いつしか人間の性格付けへと転化したのが俗説の発端です。
「丙午 気性が激しい 嘘」と検索される背景には、古代の天文学や暦学における象意が、後世の人間関係の解釈に強引に結びつけられてしまったという経緯が存在します。