『GUTS !』を語る上で欠かせないのが、一度見たら忘れられないユニークかつ精密に計算された振り付けです。
サビ部分では、野球のバッティングフォーム(スイング)、ピッチャーのワインドアップ投球動作、ボールをキャッチする仕草などがリズミカルに組み込まれています。激しいステップを要求する高度なダンスではなく、誰もが上半身の動きを中心に真似できる構成となっており、これが学校行事や忘年会、各種イベントのダンス演目として爆発的に定着する契機となりました。
ミュージックビデオ(PV)のロケ地についてもファンの間で大きな話題を呼びました。伝統的な洋館風の図書館や歴史を感じさせる講堂、学校施設をモチーフにしたセットで撮影が行われ、知的なプレッピースタイルに身を包んだ嵐のメンバーが、本を片手に軽やかにステップを踏む姿は「知性と青春の融合」を鮮烈に印象づけました。
さらに、同年末の『第65回NHK紅白歌合戦』(2014年)において、嵐は白組司会を務めるとともに「2014 Thanks Medley」の一環として『GUTS !』を披露。ステージ全体を野球場に見立てた華やかな演出と、会場全体を巻き込んだパフォーマンスは、2014年を象徴するハイライトシーンとして今なお語り継がれています。