コインランドリーから持ち帰った毛布に触れて、言葉を失う。あんなにフワフワだった肌触りが、まるでタワシのようにゴワゴワに変質している。中には一回り以上小さく縮んでしまい、大人の足がはみ出すサイズになってしまったケースすらある。
こうしたトラブルの大部分は、熱と熱風の機械的摩擦が原因だ。特にアクリルやポリエステルといった化学繊維は、一定の温度を超えると繊維の先端が融解・結合する。これが「ゴワゴワ化」の正体だ。一見すると汚れが落ちてさっぱりしたように思えても、手遅れの状態に陥っているパターンが少なくない。