認知度こそ極めて低いものの、特定業界において「いなければ事業が成り立たない」超ニッチな専門職資格が存在する。
悪臭防止法に基づき、工場や事業所のにおいを人間の嗅覚で測定・判定する臭気判定士は、環境対策への意識が高まる現代において自治体や製造業からのコンサルティング依頼が途絶えない。環境省が管轄するこの専門ライセンスは、ニッチゆえにライバルが少なく、息の長いビジネスを展開できる。
港湾において巨大船の操縦を引き継ぎ、安全に接岸させる水先人(パイロット)は、極めて高い操船技術と判断力が求められる最高峰の技術職だ。養成までのハードルは高いものの、年収は数千万円規模に達することもあり、まさに生涯を捧げるに値する技術職と言える。
その他にも、公害対策や工場環境の測定を行う環境計量士や、企業の労働安全衛生指導を行う労働衛生コンサルタントなど、高度な専門性と法的な裏付けを併せ持つ専門資格は、一度獲得すれば市場価値が目減りしない堅牢さを誇る。