「普段の生理前はベタベタした分泌物があるのに、今期は完全に乾いている」「もしかして着床した兆候なのでは」と期待や不安を抱く方は大勢います。結論から言えば、生理予定日 おりもの 少ないという状態だけで妊娠の有無を白黒つけることはできません。
受精卵が子宮内膜に着床する時期(排卵から約7〜10日後、生理予定日の約1週間前)以降、妊娠が成立すると体内では絨毛フゴナドトロピン(hCG)が作られ始めます。これによって黄体組織が維持され、通常なら急減するはずのプロゲステロンとエストロゲンが分泌され続けます。このホルモン環境の変化に対する体の反応には、顕著な個人差が現れます。
一般的には「妊娠超初期はエストロゲンの影響で白っぽくサラサラしたおりものが増える」と語られがちですが、実際には「プロゲステロンの作用が強く出て頸管粘液が固まり、外に排出されずに膣内がカサカサに乾く」という体質の人も一定数存在します。また、受精卵が潜り込む際に生じる微量の「着床出血」が混ざることで、茶褐色や薄いピンク色のおりものが少量付着し、その後に分泌物がピタッと止まるケースも報告されています。分泌量の増減だけに一喜一憂するのではなく、体温推移や生理予定日の経過を冷静に見守る姿勢が求められます。