物語の舞台となるシェアハウス「プラージュ」には、貴生以外にも様々な事情と前科を抱えた住人たちが同居している。彼らが抱える過去はどれも重く、深い傷を伴うものばかりだ。
中でも圧倒的な存在感を放つのが、壮絶な過去を背負った女性・小池美羽を演じる仲里依紗だ。過酷なトラウマと孤独に苦しみ、絶望の淵で震える彼女の演技は、観る者の胸を締め付ける。過ちを犯した者、あるいは不運にも罪を背負わされた者たちの悲哀と葛藤が、実力派キャスト陣の圧倒的な怪演によって生々しく表現されている。
シェアハウスという温かなコミュニティの光と、背負った罪という消せない影。その対比があまりにも鮮烈であるため、単なるほのぼのとした居場所探しストーリーを期待した層からは「重すぎて観るのが辛い」という声が上がることとなった。