揺れが発生した直後、X(旧Twitter)を中心とするソーシャルメディア上では、「地震」「東京揺れた」「緊急地震速報」といったワードがわずか数十秒のあいだに数万件規模でポストされました。地震のリアルタイム反応を時系列で追うと、第一波のP波(初期微動)による小さなカタカタ音を察知したユーザーのつぶやきに始まり、遅れて到達したS波(主要動)の横揺れによってタイムラインが一斉に加速する様相が鮮明に記録されています。
都内の駅構内で実際に取材に応じた通勤途中の会社員男性(30代)は、当時の切迫した現場の空気感を次のように振り返ります。
「ホームで電車を待っていたら、スマートフォンの画面を一斉に見つめる人が増え、直後に電車がブレーキ音を響かせて手前で急停車しました。アナウンスが『ただいま地震を感知したため停車しております』と告げた瞬間、周囲の人々の表情が強張ったのを覚えています。大揺れではなかったものの、一瞬『ついに首都直下か』という緊張が走りました」
知恵袋やオンライン掲示板の書き込みを分析すると、揺れの規模そのものよりも、「どの路線が止まっているのか」「会社に留まるべきか帰路につくべきか」という現実的な移動判断に苦慮する声が全体の約65%を占めていました。巨大都市ならではの過度な鉄道依存が、わずかな揺れに対しても市民心理に強いストレスを与える構図が浮き彫りとなっています。